人材育成プログラム 24.08.09

令和6年度 アニメーション人材育成調査研究事業 作品制作を通じた人材育成プログラム アニメーション制作受託団体 決定のお知らせ

文化庁より受託いたしました、「令和6年度 アニメーション人材育成調査研究(通称:あにめのたね2025)」の作品制作を通じた人材育成プログラム参加いただく、 アニメーション制作受託団体及び、各団体で実施される人材育成プランと制作されるアニメーション作品が決定しました。各団体の育成結果と完成作品は、 来年3月に発表する予定です。

作品制作を通じた人材育成プログラム アニメーション受託制作4団体

※敬称略。制作団体名五十音順。全作品仮題により、題名変更になる場合がございます。

株式会社Seven Arcs

作品名 ギャラクシーアパート★コスモヒルズ(仮)
スタッフ 監督:青木 香奈枝
プロデューサー:河中 翔栄
育成対象 作画監督/原画/動画
育成プラン 「表現力の高い良質で丁寧なアニメーション制作を長く安定した環境で続けていくアニメ制作会社」を目指す。人材育成の方針は大きく4つ。
①アニメーションの基礎技能の向上、良質なアニメーション素材
②デジタル技術のフォーマットの構築、作業の効率化
③プリプロ~作業の完成まで視覚的に「見える」化を務めていく。
④コロナ渦や今後の人材の流動性を鑑みた場合の育成ノウハウの構築

株式会社武右ェ門

作品名 夢の島(仮)
スタッフ 監督:七五三 慶紀
プロデューサー:岡村 慎治
育成対象 3DCGアニメーター/背景/制作進行
育成プラン 3DCGアニメーターが作画スタッフと仕事する機会が減ったことで2Dアニメの用語や技法を学ぶ機会が減り、 ベテラン・中堅と若手の間にギャップが生まれつつあるため、改めて日本伝統のアニメ技法に立ち返えりつつ武右ェ門の強みの強化を図る。 また、1本の作品制作を通じ、アニメ制作工程全体の中で「今自分たちはどこの部分を担当しているのか」、 「自分たちの担当工程の後はどうなっていくのか」などクリエイターとしての視野を広げる。

株式会社 ポリゴン・ピクチュアズ

作品名 Trust(仮)
スタッフ 総監督:清水 和真
共同監督:井上 智文・柿本 千都留
プロデューサー:塩田 はな
育成対象 ラインプロデューサー/監督/3DCGアニメーター/モデラー/ライティング・コンポジター
育成プラン 従来の受託作品制作では達成できないOJTとしての教育の場を確立させることで、「指導する側」「指導される側」双方に学べる機会を与える。 人材育成の方針は大きく2つ。
①社内から監督、演出の視点で制作にアプローチできる人材を輩出する。
②本事業により監督、演出の経験を積み、以降の制作においても監督のポジションを担える人材を輩出する。

株式会社レスプリ

作品名 Dive In!(仮)
スタッフ 監督:岡田 ありさ
プロデューサー:清水 香梨子
育成対象 監督・演出/原画/設定制作・制作進行
育成プラン ・通常のTVシリーズ制作のスケジュール・予算に縛られないOJTを通じた、積極的な学習指導を行い、若手スタッフの専門領域を拡充することで、 試験的な映像表現にチャレンジする。
・各行程の制作フローを見直し、制作体制の改善に繋げる。
・Animate、セルアニメ、3DCGの各ツールを効果的に活用した、当社独自のオリジナリティの出せるアニメーション表現を開発する。

本年度の選定委員・育成委員

選定委員会 委員
春日森 春木:アニメーション監督
数井 浩子:演出/京都精華大学 教授
勝股 英夫:エイベックス・ピクチャーズ株式会社 代表取締役社長
諏訪 道彦:株式会社アニマックスブロードキャスト・ジャパン 顧問/大阪芸術大学芸術計画学科教授
藤津 亮太:アニメ評論家
育成委員会 委員
委員長 河口 佳高:株式会社バンダイナムコフィルムワークス エグゼクティブエキスパート
副委員長 上田 陽子:株式会社プロダクション・アイジー執行役員・IPマネジメント部 部長
長谷川 雅弘:株式会社ヒューマンメディア 事業プロデューサー/専修大学 ネットワーク情報学部 非常勤講師
教育プログラム担当 五十嵐 淳之:日本電子専門学校 クリエイター教育 部長
面高 さやか:東京藝術大学 大学院 映像研究科 アニメーション専攻 助教
藤原 正仁:専修大学 ネットワーク情報学部 教授
布山 タルト:日本アニメーション学会 副会長・事務局長
舛本 和也:株式会社トリガー 常務取締役
アドバイザー担当 釈迦郡 卓:有限会社スタジオエル 取締役・プロデューサー
須田 紗織:ウサギ王株式会社 アニメーションプロデューサー
向井 悠樹:株式会社MAHO FILM 制作部 課長
望月 克己:株式会社PONTOON 取締役